【築10年以上の住宅必見】外壁の剥がれは放置厳禁!原因と早めの対策で安心2024/04/30
築10年を超えた住宅の外壁は、経年劣化によって様々な問題が発生しやすくなります。
その中でも、特に注意が必要なのが「外壁の剥がれ」です。
外壁の剥がれは、放置すると雨漏りや建物の劣化などの深刻な問題を引き起こす可能性があります。
この記事では、築10年以上の住宅で起こりやすい外壁の剥がれの原因と、早めの対策方法について詳しく解説します。
また、外壁リフォームの費用目安や業者選びのポイントなども紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1. 外壁の剥がれ、なぜ起こる?
外壁の剥がれには、主に以下の4つの原因が考えられます。
① 経年劣化による自然剥離
外壁は、紫外線や風雨などによって徐々に劣化していきます。
特に、太陽光の当たる南側や西側の外壁は劣化が早くなります。
経年劣化が進むと、塗料が剥がれたり、ひび割れたりして、外壁の剥がれが発生します。
②地震や台風などの自然災害
強風や豪雨などの自然災害は、外壁に大きな負担をかけ、剥がれの原因となります。
特に、築年数が古い住宅は、耐震性や耐風性が低く、外壁が剥がれやすい傾向があります。
③ 施工不良や欠陥
外壁の施工不良や欠陥も、剥がれの原因となります。
例えば、塗料の塗り方が不十分だったり、下地処理が適切に行われていなかったりすると、剥がれやすくなります。
④ 鳥や虫などの動物による被害
鳥の糞や虫の被害も、外壁を傷め、剥がれの原因となります。
特に、ハトなどの糞は酸性度が高く、外壁を腐食させる可能性があります。
2. 放置するとこんなリスクが!
外壁の剥がれを放置すると、以下のようなリスクがあります。
① 雨漏りの原因に
外壁の剥がれから雨水が侵入すると、雨漏りにつながります。
雨漏りは、建物の構造体を傷めたり、カビやダニの発生原因となったりするなど、深刻な問題を引き起こします。
② 断熱性能の低下
外壁は、建物の断熱性能を維持する役割も担っています。
外壁が剥がれると、断熱材が露出したり、隙間ができたりして、断熱性能が低下します。
断熱性能が低下すると、室内の温度が上がりやすく、夏は暑く、冬は寒くなります。
③ 美観の損失
外壁の剥がれは、建物の外観を損ないます。
特に、目立つ場所に剥がれがあると、家の印象が悪くなり、資産価値が下がる可能性もあります。
④ 建物の劣化
外壁の剥がれを放置すると、雨水が建物内部に侵入し、建物の構造体を腐食させる可能性があります。
建物の構造体が腐食すると、建物の強度が低下し、倒壊などの危険性が高まります。
3. 早めの対策で安心!外壁の剥がれの対処法
外壁の剥がれを発見したら、早めの対策が必要です。
ここでは、軽微な剥がれと広範囲の剥がれ、それぞれの場合の対処法を紹介します。
①軽微な剥がれ:自分で補修
軽微な剥がれであれば、自分で補修することができます。
ホームセンターなどで販売されている外壁補修材を使って、剥がれた部分を塞ぎましょう。補修後は、塗料を塗って仕上げます。
② 広範囲の剥がれ:業者に依頼
広範囲にわたって剥がれている場合は、業者に依頼して補修しましょう。
業者であれば、原因を調査し、適切な補修方法を提案してくれます。
また、外壁全体をリフォームする必要がある場合も、業者に相談することができます。
③外壁リフォームの検討
外壁の劣化がかなり進んでいる場合は、外壁リフォームを検討する必要があります。
外壁リフォームは、外壁全体を新しくすることで、建物の外観を回復させることができます。
また、断熱性能を向上させることもできます。
4. 業者選びのポイント
外壁の補修やリフォームを業者に依頼する場合は、以下のポイントに注意して業者を選びましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る
- 資格や実績を確認する
- 保証内容を確認する
複数の業者から見積もりを取ることで、価格やサービス内容を比較することができます。
- 担当者の説明を丁寧にする
- 口コミや評判を確認する
業者を選ぶ際には、担当者の説明を丁寧にしてくれるかどうかも確認しましょう。
説明がわかりにくかったり、質問に答えてくれなかったりする業者は、避けたほうが無難です。
また、インターネットなどで口コミや評判を確認してみるのも良いでしょう。良い口コミが多い業者は、信頼できる可能性が高いです。
5. 外壁リフォームの費用目安
外壁リフォームの費用は、使用する素材や施工範囲によって大きく異なりますが、一般的には50万円~100万円程度です。
以下は、外壁リフォームの費用目安です。
- 素材:サイディング:50万円~70万円、金属サイディング:60万円~80万円、タイル:80万円~100万円
- 施工範囲:部分補修:20万円~30万円、全体リフォーム:50万円~100万円
あくまでも目安なので、実際の費用は業者によって異なります。複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
6. まとめ
築10年以上の住宅は、外壁の劣化が気になり始める頃です。
外壁の剥がれを発見したら、早めの対策が必要です。
軽微な剥がれであれば、自分で補修することができますが、広範囲にわたって剥がれている場合は、業者に依頼しましょう。
外壁の補修やリフォームを業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取り、資格や実績、保証内容などを確認して、信頼できる業者を選びましょう。
また、外壁リフォームの費用は、使用する素材や施工範囲によって大きく異なるので、事前に費用目安を確認しておくことも大切です。