差し掛け屋根の魅力とデメリットを徹底解説!2024/04/09
みなさんは「差し掛け(さしかけ)屋根」という言葉をご存じですか?
差し掛け屋根とは、頂点にある主屋根よりも敢えて1段下に取り付けられた片流れ屋根です。
差し掛け屋根は、段違い屋根という名前でも知られており、さまざまな住宅で差し掛け屋根が採用されています。差し掛け屋根は切妻屋根と片流れ屋根の両方のメリットを持ち、デメリットの少ない屋根として知られています。
差し掛け屋根のメリット
差し掛け屋根はメリットが多い屋根としても知られており、多くの住宅で採用されています。
ここからは、差し掛け屋根のメリットを解説します。
①屋根裏スペースを確保することができる
差し掛け屋根は、屋根をずらして設置することで高低差が生まれるため、広い屋根裏スペースを確保することができます。
高低差を利用して広いスペースを確保することで、物置としてスペースを有効活用することも可能です。
また、段差部分に遮光窓を設置することで、明るい空間を作り出せます。明るく開放的な空間となるため、ひとつの部屋としても利用できます。
②断熱性・通気性に優れている
差し掛け屋根で家を建てることにより、屋根スペースに高低差が作り出され、建物の風通しが良くなります。
屋根に湿気が溜まることを防ぐことができるため、建物の劣化予防にもなります。
また、太陽光を緩和する効果も期待でき、耐熱性に優れた屋根を作り出すことが可能です。
③太陽光発電の効率が良くなる
差し掛け屋根は、太陽光発電との相性も良いです。
屋根の面積を広く確保できるため、太陽光パネルの設置に向いています。
南側の屋根を長く確保することも、可能であり、効率の良い太陽光発電を実現することができます。
④風に強い
差し掛け屋根は、風に強いです。
差し掛け屋根では、高低差のある2つの屋根がお互いを補強し合う形状をしているため、強風にも負けない耐久性があります。
毎年台風による被害が発生する日本の家にとって、風に強い屋根であることは大きなメリットです。
差し掛け屋根のデメリット
一方で差し掛け屋根にはデメリットも存在しています。
①雨漏りのリスクがある
差し掛け屋根は、一般的に傾斜角度が緩やかであるため、雨水が十分に速く流れ落ちることができない場合があります。
特に大雨が降った際や風の影響を受けた場合、水が屋根にたまりやすくなります。
差し掛け屋根で雨漏りを防ぐ方法
差し掛け屋根で雨漏りを防ぐためには、適切な施工や定期的なメンテナンスが重要です。
雨漏りを防ぐための具体的な方法を紹介します。
①屋根表面のメンテナンス
屋根表面にたまった落ち葉や汚れを定期的に除去しましょう。
これらが排水を妨げる原因になることがあります。
傷んだ部分や亀裂がある場合は、早めに修復することで雨漏りを防ぐことができます。
② 定期的な点検とメンテナンス
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、屋根の状態を把握し、早期に問題を発見して修復します。
特に雨季や冬季前に点検を行うことが効果的です。
これらの方法を適切に実践することで、差し掛け屋根での雨漏りを効果的に防ぐことができます。
ただし、雨漏りが発生した場合は早めに対処することが重要です。
差し掛け屋根はメリットが多く存在します!定期的なメンテナンスを心がけましょう。
この記事では、差し掛け屋根のメリット・デメリットや、雨漏りを防ぐ方法について解説しました。
メリットの多い差し掛け屋根の最大のデメリットは、雨漏りリスクです。
ただし、定期的なメンテナンスなどを行うことで、そのリスクは下げられます。
差し掛け屋根の家を建てる際には、数多くのメリットを生かすためにも、雨漏りへの対策は万全にしましょう。
株式会社東京麻布では、差し掛け屋根はもちろん、雨漏り等のお困りごとにもすぐに駆けつけご相談に伺います。
屋根のことでお気付きの点や相談したい点がある方はお気軽にお問い合わせください。