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サイディング外壁のひび割れを効果的に解決!メリット・デメリットと補修方法を完全解説2023/12/10

 

サイディング外壁は外壁の種類として数多くの方が選定していますが、
長期間の使用や外部要因により、ひび割れが発生することがあります。

ひび割れに対処していくためには、原因を理解し、適切な補修方法を選ぶことが非常に重要です。

今回は、サイディング外壁のメリットとデメリット、ひび割れの原因と種類、そしてそれらを解決するための補修方法について詳しく解説していきます。

 

1. サイディング外壁のメリットとデメリット

サイディング外壁は、日本の住宅の約8割を占めるほどの人気があります。

その魅力にはいくつかのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。

 

メリット
コストパフォーマンスが良いサイディング外壁は他の外壁材に比べて比較的低価格です。
初期費用を抑えながら、魅力的な外観を実現することができます。
豊富なデザイン性サイディング外壁は、木目調やレンガ調、タイル柄、ストーン柄など、多様なデザインに対応しています。
自分の好みや建物の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
軽量で耐久性があるサイディング外壁は軽量な素材で作られていますが、その軽さにもかかわらず、耐久性があります。
長期間にわたって美しい外観を保つことができます。

 

デメリット
水に弱いサイディング外壁は吸水性が高く、水に弱い傾向があります。
経年により外壁塗装が劣化すると防水機能が失われる可能性があります。
しかし、定期的な外壁塗装や防水対策を行うことでこの問題を解決できます。
ひび割れが起きやすいサイディング外壁は熱や振動、地震などの外部要因によってひび割れが起きやすい傾向があります。放置するとひび割れが進行し、サイディング自体を取り替える必要が出てきます。
しかし、早期発見・補修をすることで大きな被害を防ぐことができます。
シーリングが劣化しやすいサイディング外壁のボード同士をつなぐシーリング部分が劣化しやすく、そこから水が浸入することがあります。
シーリングの定期的なメンテナンスや不具合の早期修正をすることで、問題を解消できます。

 

2.ひび割れの原因と種類

外壁のひび割れはさまざまな要因によって引き起こされます。
ひび割れの主な原因と種類について説明します。

 

原因① 雨水や紫外線による劣化

外壁は常に雨水や紫外線の影響を受けています。
塗料の劣化により、外壁の防水効果が低下し、水が浸入しやすくなります。
特に日当たりの良い南向きや外壁の釘周りは、雨水や紫外線の影響を受けやすい箇所です。

 

原因② 窓の開け閉めによる衝撃

窓の開け閉めによって外壁に衝撃が加わります。
繰り返し行うことで負荷がかかり、ひび割れの原因となることがあります。
窓周りのひび割れを防ぐためには、ゆっくりと窓を開け閉めすることが重要です。

 

原因③ 地震による衝撃

地震の揺れは建物に大きな衝撃を与え、ひび割れの原因となることがあります。
地震の多い地域では、外壁の耐震性が重要です。
地震時に外壁にひび割れが生じていないかを確認することは、建物の安全性を保つために重要です。

 

ひび割れにはいくつかの種類があります。以下では主なひび割れの種類について説明します。

ヘアクラックヘアクラックは幅が0.3mm以下のひび割れで、塗膜に現れます。
外壁材の膨張や収縮によって発生し、外壁材の劣化が原因となることがあります。
特に横方向に広がるひび割れは、雨水の浸入を招きやすくなるため、早期の対処が必要です。
構造クラック構造クラックは、建築構造に問題がある場合や地震時に発生するクラックです。
幅が広く深いため、建築構造の強度に影響を与える可能性があります。
放置すると雨水や腐食、昆虫の侵入などのリスクが高まるため、早めに専門の業者に相談しましょう。
コーキング材(シーリング剤)のひび割れコーキング材は外壁材をつなぎ合わせるための材料ですが、紫外線や乾燥により劣化し、ひび割れが生じることがあります。
ひび割れが確認された場合は、数年以内に補修が必要です。

以上がひび割れの主な原因と種類についての説明です。
ひび割れの種類や原因は、外壁材や状況によって異なるため、専門の業者に相談しましょう。
早めの対処がひび割れの進行を防ぐためにも重要です。

 

3.ひび割れ補修方法の違い

ひび割れを補修する方法は、サイディングとシーリングとで異なります。
補修手法を、以下に詳しく説明します。

 

サイディングのひび割れ補修方法

サイディングのひび割れを補修するためには、以下の手順が必要です。

①ひび割れた箇所をV字に削ります。


ひび割れを削り取るためには、カッターや刃物を使用します。

 

②ハケなどを使ってひび割れた部分の汚れを除去し、表面をきれいにします。

 

③プライマーを塗布します。
プライマーを塗ることで、シーリングと下地の密着度を高めることができます。

④シーリング材をひび割れた箇所に充填していきます。

 

⑤モルタルを使用して表面を平らに埋めます。

 

サイディングのひび割れ補修は、技術が必要であり、補修跡が残りやすいため、業者に依頼することをおすすめします。

 

シーリングの補修方法

シーリング補修には、打ち替えと増し打ちの2つの方法があります。

 

打ち替え:既存のシーリング材を撤去し、新しいシーリング材を充填する方法。
増し打ち:既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を充填する方法。

 

打ち替えは、補修箇所を完全に再生させるために適していますが、
DIYで行う場合には美観が損なわれたりやり直しのリスクがあるため、業者に依頼することをおすすめします。

一方、増し打ちは短期間での補修が可能で費用も抑えられますが、シーリング材の厚みを確保できないため、サイディング外壁のシーリング補修は、打ち替えを行うケースがほとんどです。

ひび割れの再発に注意が必要です。

 

ひび割れ補修方法を選ぶ際には、外壁材の種類やひび割れの状況に基づき、専門業者に相談をしましょう。
信頼できる業者に依頼することで、適切な補修が行われるとともに再発を抑制することができます。

 

4. 火災保険を活用した外壁補修

外壁の補修に火災保険を活用することは可能ですが、火災保険の補償条件や内容について事前に確認することが重要です。
事前に確認をすることにより、自然災害や雨漏りによる外壁の損傷が補償の対象となるかどうかがわかります。

 

火災保険を活用した外壁補修のポイントについて紹介します。

 

 火災保険の加入状況と補償内容の確認

まずは自分が火災保険に加入しているかどうか、そして補償内容を確認しましょう。
火災保険には外壁補修が含まれる場合もありますが、その範囲や補償額は保険会社によって異なります。

自分が加入している火災保険の詳細を確認することが必要です。
火災保険の補償範囲に外壁の補修が含まれている場合、自然災害や雨漏りによる損傷が補償の対象となることを確認しましょう。

 

施工業者に相談する

火災保険を利用して外壁の補修を行う場合、まずは施工業者に相談することをおすすめします。

保険会社によって補償条件が異なる場合があるため、事前に保険会社に電話で確認することも大切です。
施工業者と保険会社との連携を通じて、最適な外壁補修方法を選ぶことができます。

 

 火災保険以外の補償や保険について

火災保険の補償が適用されない場合でも、他の補償や保険が適用される可能性があります。

新築の場合、築10年以内であれば瑕疵担保責任によって無料で補修してもらえることがあります。
また、地震保険や他の保険商品に関しても、ある程度のひび割れ範囲を超える場合には補償が適用される可能性もあります。

これらの補償や保険についても事前に確認することが大切です。
火災保険以外の補償や保険を利用することで、より適切な外壁補修方法を見つけることができます。

 

 

火災保険を利用して外壁の補修を行うためには、自分が加入している火災保険の内容や補償範囲を確認し、施工業者に相談することが重要です。
また、火災保険以外の保障や保険についても考慮することで、より適切な補修方法を見つけることができます。
外壁の補修は自分で行うこともできますが、安全性や作業品質の面で専門業者に依頼することをおすすめします。
定期的な点検や補修を行い、外壁の劣化を防ぎましょう。

 

まとめ

サイディング外壁はコストパフォーマンスが良く、豊富なデザイン性と耐久性がありますが、水に弱くひび割れが起きやすいというデメリットもあります。


ひび割れの原因は雨水や紫外線、窓の開け閉めや地震など様々であり、ヘアクラックや
、構造クラック、シーリング材のひび割れなどの種類もあります。

ひび割れの補修は、サイディングとシーリングとで、補修手順が異なります。

また、ひび割れ補修に火災保険を活用することも可能ですが、加入状況や補償内容の確認が重要です。

株式会社東京麻布では、外壁塗装のご相談をお受けしております。

 

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